ここが正念場
久し振りに、ある大手のバイクショップを訪ねました。
彼とは、彼がある店のメカニック時代から
現在の店の社長になるまでの20数年来の付き合いです。
白髪が増えて、頬がこけていたので、
思わず「大丈夫ね」と聞きました。
すると彼は、本当に疲れた様子で
「ここ3年間、ほとんど休日を取っていない。
毎月400万円ずつ借金返済を3年間続け、
15000万円も減ったのに、まだきつい。」と。
凄い精神力だと思いました。
取引銀行の態度や、残高、金利等を聞いて
私がアドバイスできたのは、後、2年間だけ
「ここが正念場」と思って、
返済し続けるようにということだけでした。
現在の結果には、必ず過去の原因があります。
彼は、自分の意図しない大きな苦労をしょい込みました。
一見、彼自身は悪くなさそうなのですが、
私の尊敬する経営コンサルタント、一倉定氏いわく
「郵便ポストが赤いのも経営者の責任」です。
経営者には、いかなる言い訳も通用しないのです。
後2年間、彼が今まで通り返済を続けることが出来たら
凄い会社に生まれ変わるはずです。
彼の会社がヤマハブランドを扱ってなくて
本当に良かったと思いました。
弊社の店長達では太刀打ちできそうもありません。
やはり、個人力に頼らず、システムで勝負する方が
弊社にはあっていると納得しました。