最も怖いこと
昨日のNHK「ニュースウォッチ9」で、
スカイマークが臨時取締役会で
裁判所に民事再生法を申請する旨報道がありました。
最近まで各種経済誌で、JAL,ANAとの共同運航と
ファンドによる第3者割当等で、経営浮上に明かりが見えて
株価も昨年12月には500円を超えて、
昨日の終値は317円。商いも100万株以上。
当然今後は、株式欄の一番最後の「管理銘柄」ポストに入り
恐らく20円近くまで株価は下がった後に、初めて商いが成立し、
最後は3円ぐらいで終了でしょう。
一般的には、再建が上手くいっても
100%減資しますから、再建できないのと同じく
共に株式の価値はなくなり、紙くずに変わります。
今後どうなっていくかを、株式欄を見続けると
かなり勉強になります。
殆んどが売り一色になり、売りたくても売れない
恐怖の日時が続きます。
株式投資の怖さ、とりわけ信用取引の怖さが
骨の髄まで染み渡ると思います。
今回は、提携もうまくいきそうで
国土交通省も後押ししていたせいか
あまりに突然の決定でしたので
全ての財産を失う人がかなり出ると思います。
ただし、このようなことを予見、あるいは
違法ですが、知り得た人が空売りを仕掛けていたら
ぼろ儲けです。
信用は持ち金の3倍まで取引ができるので
仮に100万円の持ち金と、売り価格が1株300円とします。
すると、100万円×3倍÷300円=10.000株
これを3円で買い戻します。
3円×10.000株=30.000円が元手となります。
理論上30.000円が3.000.000円になったことになります。
大きなリスクを取り、大きな投資を行う人が
大きなお金を手に入れることは
ごく自然なことなのです。