ホワイトカラー・エグゼンプション
「White collar exemption 」
労働時間規制適用免除制度のことです。
報道によりますと、厚生労働省が
働く時間ではなく、成果で賃金を支払うこの制度を
年収1075万円以上の専門職に限り、適用する案をまとめました。
もともとは、年収1000万円以上の予定でしたが
労働基準法の
「高い能力のある労働者の年収要件」である、
1075万円に合わせたものです。
労働基準法にこのような要件があるとは驚きましたが
妥当な判断だと思います。
現在、時間で賃金を払っていたら、競争に勝つはずもありません。
経営者などは、当然24時間365日働いて当たり前だと思います。
結果が出なければ、何千時間も働いたのにと
いくら叫んでも、潰れて身ぐるみ剥がされるのです。
この要件に当たる人はどれくらい、いるのでしょうか?
国税庁の平成24.9月発表の
「23年分民間給与実態統計調査」を見ました。
年間給与(総支給)
1000万円超 178万人(3.9%)
因みに、一番多いのが
300万円超~400万円以下 18.4%
次に多いのが
200万円超~300万円以下 17.4%
直近では、アベノミクス効果で、
対象者は増えているものと思われます。
弊社でも一時も早く、このレベルになる店長を
育てなければならないと思いました。