一気に差がつく
2014年の企業倒産は、バブル期並みに少なくなりました。
最終集計がまだ出ていないのですが、
10000件(負債総額1000万円以上)を下回るかもしれません。
リーマンショック直後の2008年には
およそ16000件あったことを考えれば、画期的です。
中小企業にとって、全然景気が良くならないにも拘らず
何故減ったのでしょうか?
これは、国策以外の何物でもないような気がします。
平成13年3月末で金融円滑化法案が終了となり、
急激な倒産増を防ぐために、金融庁と銀行が
モラトリアムを実行したからです。
アベノミクスの本格的実行に伴い、今年から
一気に新陳代謝が進むものと思います。
我々二輪業界でも、例年だと倒産の話題が出るにも拘らず
一昨年、昨年とほとんど話題に上りませんでした。
リーマンショック以降きちんと投資を行ってきた会社と
市場から出ていかざるを得ない会社の二極化が起こるのが
今年からだと思います。
弊社も今までに経験したことがない、
M&Aの準備だけは具体的に進めるつもりです。
このような時にこそ、信頼できる金融機関との関係が
とても重要になるのです。