こんなんで、ええんかい!?
報道によりますと、昭和電工グループの中核商社で
東証1部上場企業の「昭光通商」が東京国税局から
所得隠しを指摘され、それを「使途秘匿金」に認定され
制裁課税を受けたそうです。
所得隠しだけなら、まだ見解の相違も
100歩譲って、無いではないと思います。
しかし、「使途秘匿金」となると話は別です。
違法性がかなり高いからです。
今時「使途秘匿金」という勘定科目が
出てくること自体本当におかしい。
ここで、簡単に
「使途不明金」と「使途秘匿金」の違いを調べましょう。
1.使途不明金 支払額や支出先がわかっているが、
内容的に会社として負担すべきかどうか明確でない。
損金算入はできずに、所得税がかかる。
2.使途秘匿金 会社として負担すべきか明確でないうえに
支払先等が一切帳簿に掲載されない
追徴課税され89%の課税がなされ、赤字でも支払い義務が生じる
つまり、今回の件は、ペーパー会社を作って
そちらの会社にお金を流し、その先は
誰に渡ったかは言えないというものです。
政治家でしょうか、それとも闇の人達でしょうか?
会社のホームぺージを見ました。
会社規範の中に
1.公正で自由な競争・・・・
2.透明な経営の推進・・・・
このような会社が1部上場だとは、傍ら痛い。
オリンパスの不祥事等で日本企業に対する
海外の評価が落ちたばかりなのに。