やっと見つけた
数年振りに熊本で、高校時代の友人に会いました。
彼とは、帰る方向が同じで、ラグビー部を一緒に
退部した仲です。
私のやめた理由は、単に練習がきつかったためですが
彼のそれは、好きな本を読む時間がないため。
三木清の「人生論ノート」等を教えてもらったのも彼でした。
考え方も私と違って哲学的というか文学的というか。
大学でも福祉関係のサークルに入ったり、
精神的に少し障害のある女性を彼女にして更生を図ったり。
就職するも自分探しのために会社を辞めて北海道で
酪農に従事。
しばらくしてから、夢の都を完成するプロジェクトに参加すべく
ハウステンボスの設立に加わります。
その後、大手の会社の広報に就職するも
自分の居場所と違うと感じて辞めています。
久しぶりに会う彼は、実に生き生きしていました。
もともと、文章も非常にうまく、且つ写真の腕前も
セミプロ並みでした。
現在、下記写真の雑誌を、数人で作成発行しているそうです。
数冊貰い受け、自宅で読み進むと、彼の文章力と
写真の秀逸さに驚かされました。
数年して、作家になり単行本を出版したいそうです。
一般的には、還暦になると、老後の心配や
健康の話題になるものですが、彼は、大いに
夢を語りました。自然と応援したくなります。
60年かかって、やっと自分の進むべき道を見つけたようです。