ひょっとしたら
私は、かなり以前にブログで
円安になり原油高で電力の料金が
高くなる旨を書きました。
ところが、ここにきて、原油の料金に異変が生じています。
年初よりも3割も下落しているのです。
理由は3つほど考えられます。
1.米国のシェーエルガス・オイルがかなり供給され出した
2.EUやBRICsの経済停滞による需要減少
3.コモディティからの投資資金逃避
イラクやイランの増産も供給過剰に
一役買っています。
このことを現実の生活に照らしてみますと、
レギュラーガソリンの価格が
140円/1リッターを切ることが考えられるのです。
また、原油のコストが大きな比重を占める
電力料金の価格が今より下がり、
原発の再稼働が更なる料金下落に拍車をかけるはずです。
昨年の原油輸入代金は、おおよそ1700億USドルです。
これが3割下がり円安が1割進むと簡単に考えると
約5兆円。
電力料金の値下げが
どれくらいになるのかわかりませんが
少なく見ても1兆円の効果はあるでしょう。
このことは、マクロでみると
消費者に対して6兆円の減税を実施したことと
同じ効果を生むと思われます。
今年最後のオペック総会の内容にもよると思いますが
このようなことは十分考えられると思います。
專門家からは、嘲笑に付されるでしょうが、
直近の7-9月のGDP予想ですら
40数人の年収数千万円のアナリストが
全員プラス予想を行いました。
マイナスになった現実の反省など
何処にも出てきません。
かといって、誰も首にもならず
いつものように頓珍漢な予想を繰り返すのです。
安倍さんの解散は意味が分かりませんが
増税先送りと、この減税にも似た効果により
日本経済は、「ひょっとしたら」
再生するかもしれません。
今年の12月頃から、息吹が感じられたら
本物と思います。