阝(こざとへん・おおざと)
本棚を整理していると、真ん中で圧倒的な存在感を示している
辞書がありました。
厚さは7~8センチ、高さは26~27センチ。
「大漢語林(大修館書房)」です。
手に取って先ず裏表紙の内側を見ました。
1992年5月6日 黒木書店にて購入。22,000円。
ぱらぱらめくっていくと、何度も調べたのでしょうか
自然とページが開いたところに、赤鉛筆で「阝」に線が引いてありました。
この文字は、左側につくと「こざとへん」、右側だと「おおざと」になります。
由来を見ると、「こざとへん」は、『阜』が偏になるときの形、
丘に関する地形や状態を表す文字でできている。(例)阪
「おおざと」は、『邑』が傍(つくり)になるときの形。
人の住居、地域、地名を表す文字でできている。(例)邦
鄙びるを(ひなびる)と読むこともわかりました。
最近、電子辞書が便利でほとんどこれは使っていませんでした。
もったいなくて、捨てるに捨てられません。